エンターテイナー型の性格

ESFP-A / ESFP-T

エンターテイナー ESFP-A / ESFP-T

1秒1秒のために、ためらわずに生きなさい。

エルトン・ジョン

場の成り行きにまかせて突然、歌を歌い始めたり、踊り出したり…。そんなことをしている人がいたら、その人はきっとエンターテイナー型の性格タイプでしょう。エンターテイナーは、一旦何かにワクワクすると夢中になり、他の皆ともその感覚を共有したいと思うのです。周りの人を励ますためには時間と労力を惜しまず、人々を巻き込んでいくのがものすごく得意な人たちでもあります。

エンターテイナー (ESFP)型の性格

情熱的に生きる

どこにいても注目を浴びるのが大好きなので、エンターテイナー型の著名人の多くは俳優として活躍しています。友人のために一芝居するのも好きなので、独特な下品のウィットを効かせながらおしゃべりをして皆の注目を集め、どんなイベントであってもパーティーのように場を盛り上げる人たちです。このうえなく社交的で、しかも、ものすごくシンプルなことに喜びを感じるタイプなので、仲の良い友人たちと楽しく過ごす時ほど幸せに感じることはないでしょう。

話し上手なことだけが、エンターテイナーの取り柄ではありません。他の性格タイプと比べると最も研ぎ澄まされた美的感覚を持つ人たちで、身だしなみや服装からインテリアにいたるまで、優れたファッションセンスが光ります。何でも一眼見れば、見栄えがするかどうか分かるので、自分のスタイルに合うように周りの環境を変えることもためらいません。

観察眼があり、他の人の感情にとても敏感なので、普段はそのように見えないかもしれませんが、エンターテイナーは自分がいつも主役でないことを認識しています。厄介な問題を抱えている人に対して、「問題解決のためにいろいろと話し合ってみよう」と誰よりも先にサポートし、精神的な支えになってあげたり実用的なアドバイスを提供したりすることもよくあります。でもエンターテイナー自身について何か問題がある場合は、真正面からその問題に取り組むのではなく、衝突を避けようとする傾向があります。普段は“情熱がほとばしる状況”や“劇的な事件”を大いに楽しむのですが、自分が非難の的になる場合はそのようなことを歓迎しません。

アドリブでものごとを実行する

目先の快楽ばかりに集中してしまい、そのような楽しみを味わうためにやらなければいけない義務や役割を無視してしまう——。この傾向はエンターテイナーの最大の課題です。複雑な分析や反復作業をしたり、統計から現実を探ったり…という活動を苦手とし、むしろ運に任せてチャンスが巡ってくるのを待つ傾向があります。または、友人がたくさんいるので、そのうちの誰かに助けを求めることを好みます。“定年後の人生設計”や“糖分摂取量”など長期にわたり管理が必要なことについては、自分の代わりに面倒を見てくれる人がいつもいるとは限りません。エンターテイナーが自分自身でやるのは簡単ではありませんが、自分でやるよう努めることが大事です。

“品質や価値を見極めるのが得意”という素晴らしい特性も持っていますが、計画性がないタイプなので、自分の収入以上の暮らしをしてしまうこともあるでしょう。クレジットカードの扱いはじゅうぶんに気をつける必要があります。長期目標に向かって計画的にものごとを進めるのではなく、チャンスに飛びつくことに熱心な人たちです。不注意なこともあるので、経済的に手が届かないアクティビティもあるでしょう。

友人がしている活動にやむを得ず自分は参加できないことに気づくと、エンターテイナーはものすごく不満に感じるでしょう。

「何か新鮮で楽しいことを試したい」と思っている人を必要としている場面、または“笑い”や“遊び心”が求められている場面では、いつもエンターテイナーは歓迎されます。しかも、周りの人を巻き込んで何かをするのは、エンターテイナーが大好きなことです。当初の話す予定だったテーマ以外のことについて誰かと何時間も話し込んだり、愛する人のあらゆる感情に共感したり——。そんなことができる人たちです。エンターテイナー自身が将来に向けてしっかりと準備を整えることさえできれば、ワクワクするような新しいことに喜んでいつでも友人を連れて飛び込んで行くでしょう。

有名なエンターテイナー