管理者型の性格

ISTJ-A / ISTJ-T

管理者 ISTJ-A / ISTJ-T

自分に与えられた能力を生かさない方が怖いのです。やるべきことを先延ばししたり怠惰でいたりする方が怖いのです。

デンゼル・ワシントン

ロジスティシャンは自分が誠実な人間であることに誇りを感じている人たちで、何かにコミットしたら最後までやり遂げる、そして建前ではなく本音を語るタイプでもあります。

全人口のかなりを占める性格タイプで、特に周りから注目されたいと思ったり派手だったりするわけではありませんが、強固で安定した社会基盤の維持に大きく貢献する人たちです。ものすごくストレスフルな状況においても落ち着いて論理的でいられる上に現実的で頼りがいがある人として、家庭やコミュニティ内で尊敬されているでしょう。

管理者 (ISTJ)型の性格
自分が言いたいことを言う代わりに他の人が聞きたいことを言ったり、責任逃れをしたりする人が多くいる世界で、ロジスティシャンは正直かつひたむきで信頼できる人として異彩を放ちます。

誠実に生きる

ロジスティシャンの自尊心の中核にあるのは、誠実さです。いかなる状況においても正しいやり方はある、あたかも正しいやり方がないように振る舞う人は、きっと自分の利益のために規則を曲げようとしている——と考える人たちです。“整った環境”や“伝統“を深く尊重するので、明確な序列があり、求められていることが明らかな組織・職場・教育環境に惹かれることが多いでしょう。

環境が整っていないところには自由ではなくカオスがある——多くのロジスティシャンはこのように感じます。

自分の行動や決断について責任を取ることに滅多に躊躇せず、通常、世間体が悪くても自分の過ちをすぐに認め、真実を受け入れられる人たちです。ロジスティシャンにとって建前を言うより正直であることの方が断然大事なので、嘘をついて誰かに好印象を与えるより、自分の良心を満足させたいと思うのです。

どんなことがあっても自分の義務を全うするよう努める傾向もあるので、同様の基準を自身に課さない人に出会うと困惑してしまいます。ロジスティシャンのように強い自制心を持たない人たちは実際には別の困難にも直面しているかもしれないのに、相手を怠惰・不正直だと決めつけてしまうこともあります。このような批判を声に出して言わなくても、相手を軽蔑していることは周りに伝わってくるので、厳しい人・冷たい人だと周りから思われているロジスティシャンもいるでしょう。

他の人の分まで頑張る

ロジスティシャンのひたむきさは素晴らしく、この気質のおかげで多くのことを達成できるのですが、他の人に利用されて、せっかくの強みが弱みになってしまうこともあります。勤労意欲が高く、義務感も強い人たちなので、日常的に他の人の責務を引き受けてしまうこともあるでしょう。ロジスティシャン自身はそのような状況に不満をこぼしていなくても、同僚、友人、または愛する人たちの分まで頑張るよういつも期待される(または自ら進んで引き受ける)と、やる気を失ってしまったり、疲れ切ってしまったりすることもあります。

ロジスティシャンは他の人の分まで仕事をしてしまう上に、功績を認めてもらえない場合もあるでしょう。

感情を難なく表現できる人たちとしてロジスティシャンは知られているわけではないのですが、だからといって、自分の役割以上の仕事を担うことにイライラや怒りを感じないわけではありません。バランスの取れた人間関係を保ち、関係の持続性に気をつけていないと、ロジスティシャンが大事にする“安定性”が損なわれてしまう場合もあります。やるべきことが沢山ありすぎる場合は適切なバウンダリーを引いて、率直に相手と話すようにすれば、忠義・明晰さ・信頼性を含めた持ち前の多くの特性をフルに有効活用して世界に貢献できるでしょう。

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